自己定立と区別

  
 「存在するとは区別することであり、区別するとは存在することである」
 まず、自己が存在するということは、自己以外の全ての存在と異なるという区別に基づいており、存在そのものが区別を伴う。自己定立は、区別であり、一切の存在は存在であるかぎり、区別に基づく。
 これは独我論にも当てはまる。独我論者の存在そのものが他者との区別に基づいており、独我論そのものを否定する。区別は、独我論の前提ですらある。区別こそ絶対的真理である。
 ただし、自己定立の区別を単なる差異と捉えては誤る。この場合の区別とは絶対的区別であり、境界であり、無数の他者との関係である。
  
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by merca | 2007-05-05 09:16 | 理論 | Comments(0)
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