システム論批判の系譜

     「システム合理性批判」

 ルーマンのシステム論に対する主な批判をまとめてみたい。

・システム/環境の区別批判
・観察論批判=区別の思考批判
・疎外論が欠落している。
・価値生成のメカニズムを説明できない。
・社会規範逸脱によるサンクョンが説明できない。
・システムの閉鎖性は存在しない。
・自己言及のパラドックスの非現実性
 自己言及のバラドックスは、発話状況にって無害化され、実際には存在しない。
自己言及のパラドックスを理論に組み込むシステム論は成立たない。
・コミュニケーション・メディアの不平等分配(社会階層システム)の隠蔽
・ゲマインシャフトあるいは転移関係が説明できない。

 今後、それぞれを吟味していきたい。しかし、システム論者がカルトであるという類いの邪説には組みしない。統計絶対主義者こそ社会的差別と偏見の種となる一種の統計カルトだからである。
[PR]
by merca | 2007-08-05 11:20 | 理論 | Comments(0)
<< システム/環境の区別批判 科学者の科学観批判 >>