疑似科学批判論者のコード

 疑似科学批判論者は、なぜ疑似科学を批判するのか?

 一つには、疑似科学が本当の科学ではなく、本当の科学ではないが故に真理ではないとして批判する。つまり、疑似科学が虚偽の知識をばらまいているので批判している。これは、(内容/形式=方法)というメタコードのうち、内容をマークし、(真/偽)という区別コードから疑似科学を批判している。
 次に、科学的方法に基づいていないくせに、科学と名乗っている理論や知識に対して批判する。これは、(内容/形式=方法)というメタコードのうち、形式をマークし、(真/偽)という区別コードから疑似科学を批判している。要するに、科学でないのに科学であるという主張したり信じ込むのは嘘であるとして批判するわけである。
 第三に、第一の観察点に基づいて、科学を装おう虚偽の知識が人々に害をもたらしているので道徳的に批判する。(善/悪)という区別コードから疑似科学を批判する。

 大まかに、この三つの次元でなされている。第一の観点、つまり真理でないから疑似科学を批判するという疑似科学批判論者はいないと反論する論客もいるが、第三観点で疑似科学批判をする人たちは、上記のように第一の観点を前提としている。
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by merca | 2007-08-20 23:25 | 社会分析 | Comments(1)
Commented by apj at 2007-08-21 09:09 x
 私が批判したニセ科学は、おっしゃる3つのうち全てを兼ね備えていたりするので、こういった視点の分類に意味があるかどうか疑問ですけどね。
 ニセ科学の場合は、二番目の方法論(実験やら推論の仕方も含めた)のあからさまな間違いが先にあって、その帰結として結論が間違う→間違った知識をふりまく、とか、間違った知識を振りまいた結果として損失が発生する、という関係でしょう。どの部分を強調して批判するかは、どの影響が大きいか、あるいはどこが目立つかによって違ってくるというだけでは。
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