思想の四類型

  (必然/偶然)と(構成=非実在性/非構成=実在性)の二つの区別を掛け合すと、四つの思想が立ちあらわれる。

 世界は必然であり、対象は構成されたものであるという立場
  現象学、構造構成主義
 世界は必然であり、対象は構成されざるものであるという立場
  素朴実在論、自然科学
 世界は偶然であり、対象は構成されたものであるという立場
  社会構成主義、物語論
 世界は偶然であり、対象は構成されざるものであるという立場
  他者論、実存主義

  
[PR]
by merca | 2007-09-08 00:59 | 社会分析 | Comments(4)
Commented by kisugi_jinen at 2007-09-08 03:22
率直なところ面白そうな分類ですけれど、4分類に当てはめようとしておられる個々の項目については、むりくり押し込めたような違和感を覚えます。
自然科学かどうかは「必然・偶然」とか「構成・非構成」とかいった概念区分よりも、「主観的・客観的」=「交換不可能性・可能性」といった概念区分の方が、私的にはすっきりします。
主観・客観の概念区分自体、完全な分離が不可能であるところから、竹田現象学や構造構成主義が始まっているようです。
また、必然・偶然は、因果性の高さ(因果的・非因果的=相関的)と捉えなおすならば、とくに構造構成主義は関心「相関性」なので、非因果的側面を中心に見ているので、上記分類の「必然」の中に組み入れることに違和感を覚えます。
Commented by kisugi_jinen at 2007-09-08 03:35
とくに因果性・相関性については、西條氏とmixi内部でやり取りさせていただき、考え方を確認させていただきました。
http://jinen.exblog.jp/7155100

また、竹田現象学にも関係する主観・客観の考え方については、
主観と客観と交換可能性。。。
http://jinen.exblog.jp/345889
を参照してください。
Commented by 論宅 at 2007-09-08 09:33 x
kisugi_jinen 様 コメントありがとうございます。 
上記の四類型については、実は構造構成主義や現象学をどのように位置付けていいのか迷っています。科学をどのように位置付けるのか明確化したい手段にしかすぎません。訂正を加えたいです。
 構造構成主義については、全てを統合するメタの位置にしたらいいのかどうかということです。
 (主観/客観)と(交換可能性/交換不可能性)の二つの軸で分析すればどうなるか教えて下さい。よろしく御願いします。
Commented by 論宅 at 2007-09-08 18:32 x
 補足 (必然/偶然)の区別ですが、対象と認識主観の関係それ自体ではなく、対象をどのように記述するかという側面です。科学は、対象としての自然現象を因果法則で構造化します。構造構成主義も、対象の実在性は前提としないが、対象を「現象」として観察し、その現象に共通の構造を見出すという点においては、現象(対象)を必然化して加工しています。現象に共通の構造を見出した人たちの間では、現象は因果法則があるかのように観察されるということです。構造構成主義は、対象の実在性は前提としないが、科学を基礎付けることかできる理論というわけです。
<< ニセ科学問題の社会的構成 流行る脳科学 >>