ニセ社会学批判


  ニセ社会学批判
 
  ニセ社会学命題の典型・・・道徳仮説とポストモダン仮説
 
  「道徳意識が高まると、いじめも非行もなくなる」

 上記の命題は、社会学的には実証されていないし、色々と問題がある。従って、道徳仮説でもって、社会問題を論じる言説は、擬似社会学である。全ての社会問題を道徳の問題にすりかえるコメント屋がニュースなどで見られるが、「べき論」として認識しておく程度のものである。ちなみに、倫理学者が道徳仮説を発する場合は、定言的命令であり、事実論ではなく、べき論である。

 「現代社会は、価値観が多様化している。」

 これはポストモダン仮説というものであり、現代思想の哲学者が発する擬似社会学仮説の一つである。これについての社会統計調査はないので、本当に正しいかわからない。逆に、科学や民主主義は正しいという価値観は多くの人々に支持されており、多様化どころか、価値観は画一化している側面がある。

 「対人関係が希薄化している」「現代の若者は、利己主義、個人主義である。」などの言説もニセ社会学命題である。
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by merca | 2007-09-30 10:48 | 社会分析 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from ノマディック美術館 at 2007-10-12 10:35
タイトル : ポストモダン建築
ポストモダン建築(ポストモダンけんちく)は、モダニズム建築への批判から提唱された建築のスタイル。装飾を排し、禁欲的な四角い箱を目指すようなモダニズムに対する反動として現れた、多様性、装飾性、折衷性、過剰性、などを特徴とする建築のこと。1980年代に流行した。 ... more
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