信仰と信頼の区別

 信仰と信頼の区別は、(目的/手段)という区別から観察すると、わかりやすい。
 
 信仰とは、それが自身の自我観念=アイデンティティと結合しており、信仰対象が否定されたら、自身の自我も否定されたと感じる。思想や道徳観念もこれに近い。

 信頼とは、その対象に手段として依存しているにしかすぎず、それが否定されても、自身の自我にダメージはない。

  十分に機能分化した後期近代社会では、社会システムは、信仰によって作動しているではなく、信頼によって作動しているのである。

  科学信仰と科学信頼を区別する必要がある。科学信仰は絶対主義となり、科学信頼は相対主義となる。私は、科学信仰は批判するが、科学を手段と見なす科学信頼は批判しない。立場を誤解されているかもしれない。

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by merca | 2008-03-15 19:01 | 理論
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