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国家主義による俗流日本人論、俗流韓国人論、俗流中国人論

 非常に単純なことであるが、社会学から冷静に分析すると、反日・嫌韓・反中は、全て国家主義が原因である。このような社会学的的真理が分かっていない連中が騒いでいるだけなのである。
 万民に対して、社会学的啓蒙を施すと、たちどころに、反日思想、嫌韓思想、反中思想の束縛から人々は解き放たれるであろう。

 (国民社会/世界社会)という区別に準拠して観察すると、反日思想、嫌韓思想、反中思想は、国民社会の次元におけるイデオロギーだということになる。
 韓国が国家として反日教育を行い、自国民を洗脳しているが、これは人々に対する国家主義の押し付けにしかすぎない。親日を選択する自由を国家が剥奪しているのである。端的に、国家による思想の自由の制限という人権侵害である。
 そもそも日本人全てが悪であるという思想を国家が植え付けているのがおかしい。社会調査によって、日本人に対する道徳観・倫理観を調べて統計的に分析したことがないのに、日本人全てが悪であるという虚構を主張しているのである。これは俗流若者論よりひどい。韓国による俗流日本人論である。
 一方、日本社会では、国家が韓国人や中国人が全て悪であるという思想を植え付けたりはしていないし、特定の国家に所属する人たちを貶める教育など、非人道的であり、行ったりしない。
 しかし、日本でも国家主義に基づいて、韓国人や中国人に道徳性・倫理性が欠如していると主張し、ヘイトスピーチをしている連中もいる。科学的根拠なしに、俗流韓国人論や俗流中国人論を発する人たちが多くいる。また、非科学的な反中・嫌韓の憎悪本がよく売れている。
 
 国家が悪いことをしたら、その国家に属する全ての国民も悪いという思考形態は、社会学的に誤謬である。社会共同体と個に根本的差異があるという社会学的真理がわかっていない。
 韓国社会と中国社会に蔓延る国家主義者たちが、反日思想を自らの国民に植え付けているのである。一方、日本でも国家主義に基づき、ネット右翼などが韓国人や中国人に対する差別発言をしているのである。実は、あまりにも韓国国家や中国国家による反日発言が多いために、日本人による親中や親韓の発言はほとんどネットでは見られなくなってしまった。さらに、反日発言が経済・宗教・教育・芸術・スポーツなどの分野での庶民間の交流の障害になっている。
さらに、韓国による従軍慰安婦問題提起は、人権主義の立場から主張しているように装っているが、実は人権主義ではなく、国家主義であり、本質はなんらネット右翼と変わらない。韓国が、真の人権主義国家であれば、国家による反日教育の押しつけをやめるべきであろう。日本はアメリカに原爆を投下されたが、反米教育はしていない。万民の基本的人権が尊重されているので、ある特定の国を卑しめるような教育はしない。しかし、差別発言をするネット右翼は国家主義に基づいてるために、他国民にヘイトスピーチし、人権侵害をする。 
 ちなみに、社会病理学的には、皮肉な事に、韓国・中国による反日発言や反日行動がネット右翼層をつくりあけだ根本原因であり、ネット右翼のアイデンティティはかえって韓国・中国の反日に依存しているのである。

  さて、社会システム論的にいうと、国家主義社会とは、国家(政治)システムが他のシステムを支配する構造の社会である。全てのシステムが対等に機能分化している成熟社会とはかけ離れており、遅れた社会である。庶民は果たして政治システムを優先させる社会=国家主義的社会を望んでいるのだろうか? 中国、韓国、日本も、庶民のレベルでは、国家に束縛されず、豊かに自由に生きていきたいと思ってるのではないか?
反日思想、嫌韓思想、反中思想も、全て国家主義が正体であり、科学的根拠のない俗流日本人論、俗流韓国人論、俗流中国人論を生み出し、世界平和を乱し、経済・宗教・教育・スポーツ・芸術などの交流を阻害しているのである。

 人々は、経済・宗教・教育・スポーツ・芸術などにおいて世界社会の中で生きているのであり、国民社会の中だけでは生きていないのである。韓国も中国も日本のネット右翼も、国民社会を絶対化する価値観である国家主義に毒されているのである。
  私は、後藤和智のような狭い国民社会を範囲とした俗流若者論批判ではなく、世界社会に準拠した俗流日本人論批判、俗流韓国人論批判、俗流中国人論批判を展開する論客の登場期待しているのである。

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by merca | 2014-01-25 10:07 | 社会分析 | Comments(0)